新NISAのリバランス方法は?3つのやり方と非課税枠の注意点
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この記事でわかること
- リバランスは、値動きで偏った資産の配分を、最初に決めた形に戻すこと
- 新NISAでは、積立の配分を変える、新しいお金で買い足す、売って買い直すの3つのやり方がある
- 売って買い直すと、買い直した額は今年の年間投資枠を使い、売った分の枠が戻るのは翌年以降になる
新NISAのリバランスには、積立の配分を変える、新しいお金で買い足す、売って買い直すの3つのやり方があります。売らずにできる方法から考えると、非課税で持っている分をそのまま残せます。この記事では、それぞれのやり方と、売るときの枠の注意点をまとめます。
リバランスとは何をすること?
リバランスとは、値動きで偏った資産の配分を、最初に決めた形に戻すことです。たとえば、株式の投資信託と債券の投資信託を半分ずつ持っていても、値動きの差で、どちらかが多くなっていきます。
配分が偏ると、最初に考えたより大きな値動きを受けることがあります。リバランスは、もうけを増やすための方法ではありません。決めた配分を保つための作業です。考え方は、長期・積立・分散は、予測を当てる技術ではないでも説明しています。
新NISAでリバランスする方法は?
主なやり方は3つです。
| やり方 | 何をするか | 非課税枠への影響 |
|---|---|---|
| 積立の配分を変える | 毎月の積立で、少なくなった側を多めに買う | 通常の積立と同じ |
| 新しいお金で買い足す | ボーナスなどで、少なくなった側だけを買う | 買った額だけ年間投資枠を使う |
| 売って買い直す | 多くなった側を売り、少なくなった側を買う | 買い直した額だけ年間投資枠を使う |
上の2つは売らずにできるので、非課税で持っている分をそのまま残せます。
積立の配分を変えるにはどうする?
金融機関の積立設定で、商品ごとの毎月の金額を変えます。少なくなった側の金額を増やし、多くなった側の金額を減らします。
このやり方は、すでに持っている分を売らないため、時間をかけて少しずつ配分を戻すことになります。積立の設定の変え方は、口座のある金融機関で確かめてください。
新しいお金で買い足すときの注意点は?
買い足した額だけ、その年の年間投資枠を使います。年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、合計360万円です(金融庁、2026年11月時点)。
生涯の非課税保有限度額は1,800万円で、そのうち成長投資枠は1,200万円までです(金融庁)。どちらの枠で買える商品かは、商品ごとに違います。買う前に、口座のある金融機関で確かめてください。
売って買い直すと非課税枠はどうなる?
売った商品の簿価(買ったときの金額)の分だけ、翌年以降に枠が戻ります(金融庁、2026年11月時点)。売ったその年には戻りません。
たとえば、多くなった側を簿価50万円分売り、少なくなった側を50万円分買うとします。この場合、買った50万円はその年の年間投資枠を使います。売った50万円分の枠が使えるようになるのは、翌年以降です(日本証券業協会)。
NISA口座の中で出た利益には、税金がかかりません(金融庁)。一方で、NISA口座で出た損失は、ほかの口座の利益と差し引きできません(国税庁 No.1474)。売るときの損失の扱いは、新NISAのデメリットで説明しています。売却の手順は、新NISAはいつ引き出せる?をご覧ください。
どのくらいの頻度で見直す?
見直す時期は、先にルールとして決めておきます。値動きが大きいときに慌てて決めないためです。
決め方には、次のような例があります。
- 年に1回、誕生月などの決まった月に配分を見る
- 配分が、決めた形から大きくずれたときだけ見る
売買を繰り返すと、非課税枠を早く使ったり、手間が増えたりします。売らずに戻せるなら、積立の配分を変える方法から試します。
まとめ:新NISAのリバランスで押さえたい3つのこと
- リバランスは、偏った配分を最初に決めた形に戻す作業である
- 売らずに、積立の配分を変えるか新しいお金で買い足す方法から考える
- 売って買い直すと年間投資枠を使い、売った分の枠が戻るのは翌年以降になる
出典
- 金融庁「NISAを知る」 (2026年11月時点)
- 金融庁「NISA よくある質問」 (2026年11月時点)
- 日本証券業協会「NISAのよくある質問」 (2026年11月時点)
- 国税庁 タックスアンサー No.1474「上場株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除」 (2026年11月時点)
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の勧誘や推奨を目的としたものではありません。過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。